期間固定の預金、理解しておくべきリスク

期間固定の預金、利用前に理解しておくべきリスクを大公開!

定期預金はリスクゼロ。そのような方向性で取り上げられる機会が多いものの、定期預金にまったく不安要素がないわけではありません。これを利用することによるリスクもあることを理解しておきましょう。

そのようなリスクとして、ペイオフなどとの兼ね合いがよく言われることがあります。もちろんそれも定期預金にあるリスクの一つではありますが、庶民感覚でいえば、1000万円を超える預金をされている方などほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。せいぜい数百万円程度の預金しかない小市民の方にとって、定期預金はまったくリスクゼロといってよいのでしょうか。

実は必ずしもそうではありません。たとえペイオフ対象額での利用であっても、リスクがまったくないわけではありません。利用前にはこのことを理解しておくのがよいでしょう。

そのリスクとは、「もっと積極的な投資のチャンスを失うリスク」とでも言っておきましょう。どういうことかというと、つまり定期預金の投資効果はそれほど期待できないということです。

お金を眠らせておくくらいなら定期預金に預ける。多くの方が賢い投資法として言われることです。確かに家で余らせているだけだとまったくお金は増えないのですから、少しでもお金を増やせる預金、それも定期預金に回すのは間違ってはいない方法であるとはいえます。

しかしそれは「家で余らせておくよりはマシ」といったレベルの話でしかありません。通常の預金よりは利率がよいとはいえ、実際に年利を確かめてみると、どこも小数点以下の数字でしかありません。たとえまとまったお金を定期預金として何年も預けていたとしても、得られる利子はせいぜい数百円から数千円といったところです。投資という意味で作った口座であるなら、やはり効率がよいとはいいがたい状況です。投資意欲が高い方からしてみるとやや物足りない結果ではないでしょうか。

同じ額のお金が余っているのであれば、もっと別のことに投資してみてはいかがでしょうか。例えば、不動産です。安価な物件を購入してそこを自分の家とすれば、これからずっと家賃を節約することが可能です。お金が入ってくるわけではありませんが、出ていくお金をカットできるという意味で小さくない投資となるでしょう。仮に家には困っていないのであれば、人に貸し出すこともできます。そうすれば毎月家賃収入を得られる可能性があります。

このような投資は、最初に投じたお金を回収するまでには時間がかかるものの、差し当たってお金に困っていないのであれば有効な方法です。一度資産の運用方法がわかってくると、恒常的に自分に利益が入ってくるからです。時間はかかっても元金分の利益を得られる可能性はありますし、元を取ったのであれば後はひたすら黒字の状況が続きます。定期預金で得られる利子分の利益とは比べものにならない効果があります。

もちろん定期預金に比べるとリスクも格段に大きくなりますが、積極的な投資を望んでいる方にとってはこちらのほうが何かと可能性が多いでしょう。同じ額のお金でも、定期預金とその他の投資先ではまったく意味合いが異なってきます。

定期預金は安全でお得というイメージだけで定期預金を選んでしまうと、まとまったお金をさらにうまく使うチャンスを逃してしまう可能性があります。これは決して小さくないリスクといえます。投資意欲が高い方は、定期預金という投資先が本当に自分が望んでいる投資先なのかどうか、一度立ち止まって考えられてみてはいかがでしょうか。