財務諸表における期間固定の預金の扱い方

財務諸表作成者は要確認!期間固定の預金の帳簿上の扱い方!

企業の経済活動に欠かせないのは、やはり「財務諸表」ですよね!一般人や数字の苦手な方にはチンプンカンプンでも、数字を突き詰めて活動しているビジネスマンにとっては基本となるものです。

簡単に説明しておくと、財務諸表とは、「その企業の経済活動の状況」を数字で表したデータだとでも言えばおわかりいただけるでしょうか。予備知識がない人間にとっては確かに戸惑うデータではありますが、慣れた人間にしてみるとなくてはならないデータです。見方さえわかってしまえば、それを見るだけで「その企業の営業状態」が手に取るようにわかるからです。ピンポイントにその企業の状態を把握することが可能ですから、その企業の実態を知る必要のある人間にとっては大変効率的なわけです。

企業社会にとって一種の羅針盤のようにもなっているものですから、企業社会の中にあって、ときにはこれを作成しなくてはならないときもあるでしょう。社会的な責任を果たす上で、自社の状態を客観的に表したデータを公表しなくてはならないときもあります。

このとき、簿記の知識が必要になります。ただ単純に「お金がいくらあって、売り上げはこれくらいあって……」というような表現ではなく、もっと専門的な勘定科目別に数字を取りまとめる必要があるのです。日常生活では使わない括りも多いですから、ビジネスマンといえど苦戦することもあるでしょう。

そういう意味でよく寄せられる質問は「定期預金の扱い」です。

定期預金のことはご存じの方も多いでしょう。一定期間預け続けることを約束する代わりに、少し高い利率を得ることができる預金の一プランです。個人で利用されている方もいらっしゃいますが、もちろん企業で利用されているケースもあります。

企業が定期預金を利用している場合、その定期預金の資金はどのように扱えばよいのか、皆さんはおわかりになるでしょうか。定期預金は預金に違いありませんから、あくまで預けた人間のお金です。しかし、ときには数年単位で預け続けなくてはならないこの預金は、いつでも自由に使えるお金とは言えない部分もありますね。自分のお金であって自分の裁量が届かないこの預金、いったいどのような扱いになるのでしょうか。

預金である以上、別に普通の預金として扱えばいいんじゃないのと直感的には思ってしまいがちですが、定期預金の扱いは少し特殊なものになります。財務諸表を作成するときにはよく注意したほうがよいでしょう。

定期預金の扱いを分けるのは、「満期日までの残り日数」です。満期日までの日数が長ければ長いほど、その預金は自由にならないとみなせますが、満期日まであと数か月というところまで来ていれば、もうそろそろ自身の裁量が届くお金であると判断されやすくなります。

定期預金が通常の預金とは異なった扱いになるのは、満期日までまだ一年以上ある場合が一般的です。このケースでは主に「長期預金」などと勘定されることが多いのです。満期日までの期日が一年を切ると、通常の預金として扱われる可能性も出てきます。

定期預金の扱いはこのようになっていますが、もしこのような話にあまり自信がないのであれば、会計士や税理士など、数字の専門家に相談してみるのが確実です。財務諸表は公にも参考されることのある公的なデータですから、勘定科目の扱いはできるだけ正確にされるのが望ましいでしょう。